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子どもはなぜ水たまりを踏みたがる?

37 分前
読了時間: 5分

雨上がりの道を歩いていると、わざわざ大きな水たまりを見つけて「バシャッ!」。

「靴が濡れるから避けて歩いてほしい…」という大人の気持ちとは裏腹に、子どもたちは吸い寄せられるように水たまりに入りたがりますよね。

「どうしてわざわざ水に入るの?」「靴や服が濡れて困るな…」と頭を抱えてしまうお父様・お母様も多いのではないでしょうか。

実は、水たまりを強く踏み込むという単純な動作の中には、子どもの脳や心をワクワクさせるたくさんの「感覚刺激」が詰まっているんです!

特に発達障害や発達の偏りがあるお子さんの行動を理解する上では、「感覚」という視点を持つと、なぜその行動を繰り返したがるのかが見えてくることがあります。

今回は、子どもが水たまりを踏みたがる理由を、発達の視点(作業療法などの考え方)から分かりやすく紐解いてみましょう!



もくじ



 





「バシャッ!」の一瞬にたくさんの感覚刺激が詰まっている!

水たまりを思い切り踏み込むと、水しぶきがキラキラと跳ねる様子が目に入り、「バシャッ!」と大きな音が耳に届き、足の裏には水圧や地面の感触がダイレクトに伝わります。

つまり、たった一度踏み込むだけで、視覚・聴覚・触覚といった複数の sensory(感覚)を同時に力強く経験できるのです!

発達障害のあるお子さんの中には、特定の感覚刺激を強く求めて楽しむ「感覚探求(かんかくたんきゅう)」という特性が見られることがあります。

何度も繰り返し水たまりに飛び込むお子さんの場合、水が弾ける視覚的な面白さや音、足裏に伝わる刺激そのものを「心地よい!」「面白い!」と感じて夢中になっている可能性がありますよ。






足や身体から伝わる「筋肉の刺激」を楽しんでいることも

水たまりを踏み込むとき、子どもたちは膝や股関節をグッと曲げて、全身の筋肉に力を入れています。

このように、筋肉や関節の伸び縮みを通して「自分の体が今どんな体勢にあるか」「どれくらい力が入っているか」を感じ取る感覚を「固有受容覚(こゆうじゅようかく)」と呼びます。

ジャンプしたり、走ったり、物を力いっぱい押したり引っ張ったりする動作でも刺激される感覚で、自分自身の身体を思い通りにコントロールするために欠かせない働きです。

水たまりを見つけるたびにジャンプして飛び込む子は、水で遊ぶことだけでなく、力いっぱい地面を踏み込んだときに体幹や足に伝わるズッシリとした刺激を楽しんでいるのかもしれませんね!


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「こうしたらどうなるかな?」と小さな実験をしている

子どもにとって、街中の水たまりは好奇心を刺激する最高の実験場でもあります。

そっと足を入れれば静かに波紋が広がり、強く踏みつければ高く水が跳ね上がる。

深い水たまりと浅い水たまりでも、踏み込んだときの反応はまったく違いますよね。

子どもたちは遊びながら何度も試すことで、「強く踏むと大きく水が飛ぶんだ!」という原因と結果のつながり(因果関係)を体全体で学んでいます。

大人の目にはただ同じことを繰り返しているように見えても、子ども自身は微妙に力加減を変えながら、変化や手応えを楽しんでいることがありますよ。






水たまりを嫌がる「感覚過敏」の子もいる

反対に、水たまりを極端に怖がったり嫌がったりするお子さんもいます。

靴や靴下が濡れる不快な感触、足に突然水がかかる感覚、予想外に響く「バシャッ」という大きな水音が苦手な場合があるからです。

発達の特性として刺激を強く求めるお子さんがいる一方で、特定の刺激を強い不快感として受け取る「感覚過敏(かんかくかびん)」を持つお子さんも少なくありません。

そのため、「子どもだからみんな水たまり遊びが好きはず」と決めつけず、無理に経験させる必要はありません。

入るのが大好きなことも、避けたがることも、すべてその子の個性的で大切な「感覚の特性」を知る貴重なヒントになります。


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放課後等デイサービスでは行動の「背景」に目を向けます

放課後等デイサービスでは、目に見えるお子さんの行動そのものだけでなく、「なぜその行動をしているのかな?」という背景や理由にしっかりと目を向けます。

水や砂、粘土といった特有の感触を好むのか、ジャンプや全力疾走などの大きな揺れや衝撃を求めるのかなど、普段の過ごし方や遊びの観察を通して、その子が潜在的に求めている刺激や得意な感覚を見極めていきます。

こうしたアプローチは、脳内で複数の感覚を整理して適応した行動へ繋げていく「感覚統合(かんかくとうごう)」の視点に基づいています。

一人ひとりの感覚特性を正しく理解し、安全な環境で楽しく体を動かしたり、心地よい感触を経験したりできる活動を提供することも、重要な発達支援の取り組みです。






まとめ

子どもが雨上がりに水たまりを踏みたがるのは、単に「いたずらがしたいから」「服を汚したいから」ではありません。

跳ねる水や音、全身に伝わる手応えを楽しんでいたり、「強く踏んだらどうなるかな?」と身体を使って学びを得ていたりと、一つの行動の中に豊かな成長の機会が隠れています。

もちろん、交通量が多い道路の近くや滑りやすい場所では、安全のためにしっかり制止する必要があります。

ですが、お休みの日の安全な公園など、時間に余裕があるときには長靴とカッパを用意して、思い切り「バシャッ!」を楽しませてあげるのもステキな体験になりますね。

放課後等デイサービスでも、子どもの何気ない動作を「困った行動」と一括りにせず、その理由や感覚の特性に寄り添いながら、一人ひとりの「できた!」「楽しい!」に繋がる支援を大切にしています!




大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】

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