子供がかんしゃくを起こす前に出す小さなサイン
- Colorful Kids

- 9月16日
- 読了時間: 3分
子供がいきなり泣き叫んだり、物を投げたりすると、親としては「なんでこんなに急に!?」とびっくりしてしまいますよね。
でも、実は子供のかんしゃくは突然始まるわけではありません。
かんしゃくの前には“ちょっとした変化”や“小さなサイン”が隠れていることが多いんです。
大人でも、イライラすると顔つきや口調が変わるように、子供にも「もう限界かも!」という気配があります。
そのサインに早めに気づいて対応できれば、かんしゃくを少しやわらげたり、場合によっては防げることもあるんですよ。
もくじ
1 表情がこわばる
遊んでいても急に真顔になったり、眉間にシワが寄る。
これは「自分の思い通りにいかない!」という気持ちがじわじわ出てきているサイン。
にこにこしていた表情が少し硬くなったら、要注意です。
2 体の動きが落ち着かなくなる
足をバタバタさせたり、床をドンドン踏んだり、手をギュッと握りしめたり。
大人でいう「貧乏ゆすり」みたいなものです。
体で感情を表すのは、気持ちをうまく言葉にできない子供によくある行動です。

3 言葉の変化
「いや!」「やめて!」が増える場合もあれば、逆に黙り込むこともあります。
普段おしゃべりな子が急に口数が減るのも、小さなサインのひとつ。
言葉のトーンや量が変わったら「何かあるな」と感じてみましょう。
4 同じ行動を繰り返す
同じ質問を何度もしたり、同じ動作を続けたり。
これは「安心したい」「気持ちを落ち着けたい」という合図です。
それでもうまくいかないと、かんしゃくに発展することがあります。
サインに気づいたときの対応
サインを見つけたら、できるだけ早めに関わることが大事です。
・気持ちを代弁してあげる
「うまくいかなくてイヤなんだね」など、言葉にしてもらうと子供も安心します。
・選択肢を与える
「もう一回やってみる?それとも少し休憩する?」など、選べる状況をつくると落ち着きやすいです。
・安心できる環境に切り替える
静かな場所に移動したり、抱っこしてあげたりして気持ちを落ち着かせるのも効果的。

まとめ
子供のかんしゃくは、「助けて!」「わかってほしい!」という強い気持ちの表れです。
いきなり大きな声を出したり暴れたりするように見えても、その前には必ずちょっとした変化やサインがあります。
表情、体の動き、言葉、行動の繰り返しなど、こうした小さなサインに気づいてあげることが、親子にとって大きな安心につながります。
もちろん、すべてのかんしゃくを防ぐことは難しいですが、「前触れをキャッチして寄り添う」という姿勢があるだけで、子供も「わかってもらえた」と感じられます。
かんしゃくは「問題行動」ではなく、子供が「自分の気持ちを伝える方法のひとつ」。
そのサインを見逃さず、少しでもラクに、親子で笑顔の時間を増やしていきたいですね。



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