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かんしゃくを起こしたときの対処法とは?

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 4月4日
  • 読了時間: 4分

発達障害を持っている子どもの中には、何かしらがきっかけでかんしゃくを起こしてしまうことがあります。

例えば、自分の思い通りにならなかったり、どうしていいのかわからなくなったりするときなど。

子供によっては、かんしゃくを起こした時に物を投げたり、自分でケガをする恐れもあるため、適切な対処が必要です。

そこで、かんしゃくを起こした時の対処法について紹介します。


もくじ



 




かんしゃくを起こした時の対処法

安全の確保

まず、子どもがかんしゃくを起こしたら、安全の確保を行いましょう。

物を投げたり壊してしまう場合には、周りにある物を避けたり投げても支障のない場所へ移動したりします。

また、頭を床や壁にぶつけてしまう場合は、クッションや枕を使って怪我を防ぐようにしてください。


落ち着くまで静かに見守る

どうしたの?など、必要以上に声をかけずに、静かに見守るようにしましょう。

また、かんしゃくを起こしている状態で叱ってしまうと、さらにパニックになってひどくなってしまうことがあるので、叱るのは避けてください。

かんしゃくを起こした場所が人の多い場合には、気持ちを落ち着かせるまでに時間がかかってしまうことがあります。


タイムアウト法

物が少なく、人のいない静かな場所に移動して、落ち着くまで待つ「タイムアウト法」を活用するのも対処法の1つです。

周りの人や自分を守りつつ、落ち着かせるための環境を作るために移動します。

小学校などで使われていることが多く、かんしゃくに対して有効的です。



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落ち着いたら褒める

かんしゃくが落ち着いてきたら「自分で落ち着くことができたね」と、まずは褒めてあげましょう。

勝負事に負けた時や自分が不利な状況に対してかんしゃくを起こしていても、落ち着いたら褒めてあげてください。

褒めてあげることで、感情のコントロールを学びやすくなります。


気持ちに寄り添う

褒めた後に、なんでかんしゃくを起こしてしまったのか聞いてみて、その気持ちに寄り添ってあげましょう。

もし、提案がある場合には、気持ちを受け止めた後に提案するのがポイントです。

例えば、遊んでる途中に声をかけた時にかんしゃくを起こしてしまった場合、「そっか。まだ遊びたかったんだね。」と気持ちに寄り添う言葉を伝えます。

その後に「じゃあ、ご飯食べた後にまた続きで遊ぼうか?」と提案すると良いでしょう。

また、聞くときに言葉をさえぎったり、先にこちらから話をするのではなく、ゆっくり子どもの言葉を最後まで聞いてあげてください。

ただ、気持ちは落ち着いたものの、子どもがうまく言葉で表現できない場合には、こちらが気持ちを言葉で代弁して感情の表し方を教えてあげましょう。

「これが嫌だったんだね」「悔しかったんだね」と感情を言葉にして伝えてあげることで、今の感情の表し方を知ることができます。


薬物療法などの治療を受ける

いろんな対処法を試してみても、なかなかかんしゃくが落ち着かない、自傷行為など安全を確保するのが難しい場合には、薬物療法やカウンセリングなどの治療を受けてみるのもいいでしょう。

薬物療法では、抗精神病薬の「リスパダール」などが処方されることがあり、かんしゃくや衝動的な行動の軽減が期待されています。

また、カウンセリングでは、学校や児童相談所、子育て支援センターで行われており、子どもの対応方法や子どもに対する親の悩みを聞いてもらうことができます。

不安や焦る気持ちを少しでも解決できる可能性があるのでおすすめです。

ただ、薬物治療を受けるためには、医師の判断が必要になるので、気になる方は医療機関を受診してみてください。

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まとめ

かんしゃくを起こした時には、子どもや周囲の安全の確保をした後は、落ち着くまで静かに待ちましょう。

人が多かったり、刺激の多い場所では、なかなか落ち着くことができないこともあるので、場所を移動したりするのも落ち着かせるために有効的です。

落ち着いてきたら、感情をコントロールできたことを褒めた後に、かんしゃくを起こした理由を聞き、気持ちに寄り添ってあげましょう。

この時に、理由が言えなかったり、自分の感情の表し方がわからない場合もあるので、その時は、こちらが言葉を使って今の感情を代弁します。

そうすることで、今のこの感情は「悔しい」なんだ、「嫌」なんだと知って、次から言えるようになることがあります。

また、場合によっては医師と相談しながら薬物療法などの治療を検討するのも一つの方法です。気になる方は医療機関を受診して、医師と相談してみてください。

かんしゃくを起こしたら、こちらが冷静に優しく対応してあげるのが大切です。

子どもに寄り添って、子どもにあった対処法を行い、かんしゃくと向き合っていきましょう。

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