支援が必要ない子に見えても 実は困っている子のサイン
- Colorful Kids
- 12月2日
- 読了時間: 3分
一見すると「大丈夫そう」に見える子どもでも、実は心の中で「しんどい」と感じていることがあります。
周りに迷惑をかけないようにがんばりすぎたり、困っていても言葉にできなかったり。
そんな“見えにくいサイン”を見逃さず、早めに気づいて寄り添うことが大切です。
この記事では、支援が必要に見えない子どもが発しているサインと、周りの大人ができるサポートの方法をわかりやすくまとめていきます。
もくじ
困っていても気づかれにくい理由
●がんばりすぎて「できる子」に見える
まじめで努力家の子どもほど、苦手なことがあっても必死でカバーしようとします。
「失敗したくない」「迷惑かけたくない」という思いから、仮面をかぶった状態（ペルソナ）になってしまい、周りが困りごとに気づきにくくなります。
●言葉で助けを求めるのが苦手
自分の気持ちを表現するのが難しい子どもは、「しんどい」「わからない」と言えず我慢してしまうことがあります。
特に学校や集団生活では、言いにくさがさらに強まります。
実は困っている子が出すサイン
●急にぼーっとする・動きが止まる
「わからない」「どうしたらいいかわからない」時に、固まったように動けなくなる子もいます。叱られたわけでもないのに急に止まる場合は、困っているサインの可能性があります。
●ミスや忘れ物が増える
不注意やだらしなさではなく、処理しきれない情報量や疲れが原因の場合があります。
こっそり努力しているけれど追いついていないサインかもしれません。
●なんとなく不機嫌・疲れている
理由が説明できないまま機嫌が悪くなる、帰宅後にぐったりしているなど、心のエネルギーが不足しているサインです。集団でがんばりすぎている子によく見られます。
●同じ質問を何度もしてしまう
安心したい気持ちの表れで、「理解できていない」「先の見通しが持てていない」可能性があります。先の見通しへの不安の高さから同じ質問を繰り返す場合もあります。
大人ができるサポート方法
●責めずに“気づいているよ”と伝える
「困ってる？」と直接聞くよりも、「ちょっと疲れてそうだね」「ここ難しかったよね」など、子どもの状態を優しく代弁すると安心感につながります。
●見通しをつけてあげる
「このあと何をするのか」「どれくらいの時間がかかるのか」などを伝えることで、不安が減り、行動しやすくなります。
「今、ここ、次」のように短いステップに分けるのも効果的です。
●選択肢を用意して自分で選ばせる
選べる環境を作ると、子どもは自分のペースで動けるようになります。
例：「先にプリントか、先に休憩か、どっちがいい？」など。
●がんばりすぎを見逃さない
“静かに抱え込む子”ほど、限界までがんばってしまう傾向があります。
できているところだけでなく、苦手な部分にも目を向けてあげることが大切です。
まとめ
見た目や表面の行動だけでは、その子が本当に困っているかどうかはわかりません。
「支援が必要ないように見える子」ほど、周りに気づかれず我慢しているケースもあります。
小さな違和感や変化を丁寧に拾い、安心して頼れる環境をつくることが、子どもにとって大きな支えになります。
気づきにくいサインにそっと寄り添い、その子が自分らしく過ごせるようサポートしていきましょう。
大阪市 北区／西淀川区 【英語療育・運動あそび】
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