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グレーゾーンの子が“普通級”でしんどくなる瞬間

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

「なんとなく集団になじめない」「友達とのトラブルが多い」

けれど、特別な支援を受けなくても、普通級で過ごすことができる・・・・そんな「グレーゾーン」の特性を持つ子どもたちは、普通級の中で見えにくいストレスを感じていることがあります。

本人なりに頑張っているものの、うまくいかないことが続くと、少しずつ自己肯定感が下がってしまうことも。

今回は、グレーゾーンの子どもが普通級で「しんどさ」を感じやすくなる瞬間について、具体的にご紹介していきます。


もくじ



 




集団生活でのつまずき

集団生活を送る中では、周囲の空気を読んだりニュアンスで会話したりする場面があります。

グレーゾーンの特性を持つ子どもは、空気を読み取ったり、言葉の裏にある気持ちをくみ取ることが苦手なことが多いです。

会話がうまく伝わらなかったり、誤解されることでストレスを感じることがあります。

また、自分の感情をうまくコントロールできなかったり、「なんでできないの?」という視線を向けられることで、「しんどさ」を感じやすくなります。


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学習面での置いていかれる感覚

授業は自分の得意・苦手に関わらず、どんどん進んでいきます。

そのため、内容を理解するのが難しかったり、自分の意見をうまく表現できなかったりすることがあります。

また、板書を書き写すのに時間がかかったり、宿題のやり忘れ・提出忘れなどの不注意が目立つことも。

こうしたつまずきが積み重なると、授業についていけず、「置いていかれる」と感じてしまい、ストレスにつながりやすくなります。

反抗期や不登校といった問題が起こりやすいのも、こうした背景が関係していることがあります。






集中力を求められる場面

授業や試験は長時間の集中が必要ですが、グレーゾーンの子どもは集中力が途切れやすい傾向があります。

周囲の音や人の動き、ちょっとした刺激に反応してしまい、気が散りやすいのです。

その結果、授業中にソワソワしたり、動き回ったりしてしまうことで先生から注意されてしまうことも。

集中が難しい状況で、じっとしていなければいけないというのは、本人にとって大きなストレスです。

さらに、注意される回数が増えることで、少しずつ自己肯定感も下がってしまうこともあります。


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まとめ

グレーゾーンの子どもたちは、目に見える大きな支援が必要ではない分、周囲からは「できて当たり前」と思われやすく、気付かれにくいストレスを抱えてしまうことがあります。

集団生活や学習、集中力など、日々の学校生活の中には、特性ゆえにしんどさを感じる瞬間は少なくありません。

けれど、子どもたちは「やる気がない」「怠けている」わけではなく、自分なりに一生懸命頑張っています。

その子の特性や背景を踏まえて、頑張っている姿に目を向けてあげてください。

「この子なりに、ちゃんと頑張っているんだな」そう思ってもらえるだけで、子どもたちにとって大きな安心と支えになるでしょう。

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