発達障害児が偏食になる理由と対策するべき?受け入れるべき?
- Colorful Kids

- 11月6日
- 読了時間: 3分
「うちの子、全然ごはん食べてくれない…」
「同じものばっかり食べてて心配」
発達障害のあるお子さんを育てていると、そんな悩みを抱えるママ・パパも多いですよね。
実は、偏食は“わがまま”ではなく、発達特性が関係している場合もあります。
今回は、発達障害児が偏食になる理由と、その対策、そして「受け入れる」という考え方についてもお話しします。
もくじ
なぜ発達障害児は偏食になりやすいの?
【感覚の過敏さが関係している】
発達障害のあるお子さんは、味覚・嗅覚・触覚などがとても敏感なことがあります。
たとえば、「舌触りがザラザラしてイヤ」「においが強くて気持ち悪い」など、私たちが気づかないレベルでストレスを感じていることも。
その結果、特定の食感や味だけを好み、他の食べ物を拒否してしまうことがあります。
【見た目や色、形にもこだわりがある】
同じ食べ物でも、切り方や盛り付けが変わるだけで食べなくなる子もいます。
「昨日のカレーは食べたのに、今日はイヤ!」という場合も、見た目の違いが原因かもしれません。
【安心できる“ルーティン”の一部】
偏食は、本人にとって“安心できる習慣”になっていることも。
発達障害のあるお子さんは変化に不安を感じやすいため、「いつも同じ味・同じ見た目のもの」を食べることで落ち着けるんです。

偏食への対策はどうすればいい?
【無理に食べさせない】
まず大事なのは、「食べない=悪いこと」と決めつけないこと。
無理に食べさせようとすると、食事自体が嫌な時間になってしまうこともあります。
焦らず、「食べられるものを少しずつ増やす」気持ちでOKです。
【食材の“段階チャレンジ”をしてみる】
たとえば、にんじんが苦手なら「すりおろしてスープに入れる → 柔らかく煮てみる → 小さく切って混ぜる」と、少しずつ形を変えて慣らしていくのがおすすめ。
成功体験を重ねることで、「食べても大丈夫なんだ」と安心感が生まれます。
【調理や買い物に一緒に参加させる】
自分で選んだ食材や、作る過程を見た料理は「食べてみようかな」という気持ちになりやすいです。
「今日は○○を入れてみようか」と、会話を楽しみながら取り入れてみましょう。
【受け入れることも“立派な対応”】
偏食は、発達特性のひとつとして“受け入れる”ことも大切です。
周囲が「食べられない子」ではなく「その子なりのペースで食べる子」と捉えるだけで、心がぐっと軽くなります。
食事の目的は「栄養をとること」だけではなく、「楽しく食べること」でもあります。
笑顔で食卓を囲む時間が、何よりの栄養になるかもしれません。

まとめ
発達障害児の偏食には、感覚の過敏さやこだわり、安心感を求める気持ちが隠れています。
無理に直そうとせず、少しずつ慣れていく工夫や「これでいい」と受け入れる心の余裕を持つことがポイント。
お子さんの「食べられた!」の笑顔を大切に、焦らず向き合っていきましょう。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】




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