食わず嫌いは、匂い→触る→口元→舌先→一口の段階を飛ばさない
- Colorful Kids

- 6 日前
- 読了時間: 3分
「うちの子、見ただけで“イヤ!”って言うんです…」
そんなお悩み、ありませんか?
発達特性のあるお子さんの“食わず嫌い”は、ただのわがままではなく「感覚の過敏さ」や「安心できない経験」が関係していることが多いんです。
焦らず、一歩ずつ「食べる」への道を作っていくのがポイント。
今日は、そのステップを分かりやすく紹介します!
もくじ
見ただけで拒否するのはなぜ?
発達特性のある子どもは、感覚の受け取り方が人よりも敏感なことがあります。
たとえば…
・匂いが強いだけで気分が悪くなる
・食感(ぐにゃっと、ぬるっと)が怖い
・一度イヤな経験をすると、見ただけで拒否反応
つまり「食べる」という行為は、いきなり口に入れるものではなく、五感で確かめるプロセスが必要なんです。

食べるまでの“5つの段階”
食わず嫌いを克服するには、次のように「小さなステップ」を踏むことが大切。
① 匂いをかぐ
まずはお皿のそばに置いて「どんな匂いがするかな?」と話しかけてみましょう。
この段階では、口に入れなくてもOK!
「くさい!」と言っても、そこで終わりにせず「じゃあ今日は匂いだけにしよっか」と安心させてあげて。
② 触ってみる
手で触ったり、箸でつついたり。
この“触る”段階で、子どもは「自分がコントロールできる」と感じます。
怖いものを無理やり口に入れられるより、“自分から関われる”安心感が大事!
③ 口元まで持ってくる
まだ食べなくてもOK。
「ここまでできたね!」と褒めるのがコツです。
おままごと感覚で、食べるマネをしても◎。
④ 舌先でちょん
ちょっと舐めるだけで大成功。
味の感覚に慣れてくると、次のステップへ進みやすくなります。
⑤ 一口チャレンジ!
「一口だけ食べてみようか?」と声をかけて、少しでも食べられたらたっぷり褒めましょう。成功体験が「次もやってみよう!」につながります。
飛ばさないことが大事な理由
この5段階は、どれも“安心を積み重ねるためのステップ”。
ひとつでも飛ばすと、「怖い」「嫌だ」という気持ちがぶり返してしまうことがあります。
たとえば、匂いでダメだったのに急に口に入れると、「やっぱり食べ物は怖い!」という記憶が残ってしまうことも。
だからこそ、どんなに時間がかかっても、順番を守ることがいちばんの近道なんです。

まとめ
「食べる練習」は、結果より過程を大切にすることがポイント。
“匂い→触る→口元→舌先→一口”の流れをゆっくり楽しむことで、子どもが「食べるって怖くない」と感じられるようになります。
無理に食べさせようとせず、「今日はここまでできたね!」と一緒に喜ぶ。その積み重ねが、いつか「おいしい!」の笑顔につながりますよ!
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】



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