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放課後等デイサービスに似たサービス 「放課後こども教室と特別支援学級」とは

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 2024年12月13日
  • 読了時間: 5分

放課後等デイサービスの他にも似たサービスがあるのをご存じでしょうか?

例えば、「放課後こども教室」と「特別支援学級」があります。

放課後等デイサービスと似ていますが、全く一緒というわけではありません。

そこで、放課後こども教室と特別支援学級では放課後等デイサービスとはなにが違うのか、それぞれについて紹介していきます。



もくじ




 




放課後こども教室

放課後こども教室では、放課後等デイサービスと同じく放課後子どもたちを預かる施設になります。

放課後等デイサービスとの違いは、対象としている子どもが障害の有無を問わず、小学生であることです。

また、放課後こども教室は、小学校の施設や児童厚生施設などを活用しており、地域住民の参画を得て子どもたちに安心で安全な活動の場を提供しています。

放課後こども教室の目的は、地域社会の中で、子どもたちが心豊かな人間性を養ったり生きる力を育む環境をより推進することです。


活動例

・学習(宿題、英会話、読み聞かせなど)

・スポーツ(サッカー、テニス、ダンス、外遊びなど)

・文化・芸術(茶道、囲碁、将棋、和太鼓など)

・体験活動(昔あそび、工作、田植え、芋掘りなど)

地域住民の参画を得て、さらには地域によってもさまざまな活動を行っています。


放課後こども教室に参加条件

地域によって参加条件は違うため、学校などで配布される案内にて確認しましょう。

申込書がある場合には、必要事項を記入して提出します。

各教室によってルールが定められているため、しっかりとルールを確認して子どもたちがルールを守れるように家庭でも指導するように心がけましょう。


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特別支援学級

特別支援学級では、放課後等デイサービスと同じく障害のある子どもを対象としています。

放課後等デイサービスとの違いは、特別支援学級は小学校や中学校の中にある少人数の学級の一つです。

特別支援学級では、障害によって引き起こされる学習や習慣の困難の克服を目指し、生徒のニーズに応じて自立活動や各教科の指導など特別な指導を行います。

普通学級とは異なり、特別支援学級は障害種別に学級が編制されています。


特別支援学級の種類

特別支援学級には種類があり、障害によって振り分けられます。

・知的障害

・弱視

・難聴

・自閉症・情緒障害

・病弱・身体虚弱

・言語障害

・肢体不自由

ただ特別支援学級が設置されている学校によっても、7種類全てそれぞれの学級があるわけではありません。

就学予定の学校にどのような学級が設置されているのか確認することも大切です。


特別支援学級の指導内容

生徒それぞれのニーズに応じて特別な指導を行います。

その特別な指導として「自立活動」があり、下記の6区分の中から必要な項目を具体的に指導を行い自立を促すのです。

・健康の保持

・人間関係の形成

・心理的安心

・環境の把握

・コミュニケーション

・身体の動き

例えば、自分の気持ちを相手に伝えることが難しいという生徒であれば「コミュニケーション」の区分から、絵カードを用いて困っているような場面であればどのような言葉をかけるのか考えるなどの指導を行なったりします。

また、通常学級と特別支援学級が一緒に学校教育の一貫として活動を共にする「協力学級」もしくは「交流学級」なども行い、社会生活の中でさまざまな人と共に助け合いや支え合うことの大切さを学ぶ機会を設けられたりしています。

さらには、特別支援学級では座学だけではなく自立を促すために体を動かすトレーニングや遊び、他の生徒とのコミュニケーションなど普通学級とは少し違った学習も行っているのが特徴です。


特別支援学級に入るには基準がある

特別支援学級は無条件で入ることはできず、入るためには基準があります。

障害の有無や程度だけが基準ではなく、子どもの状態や校内・地域の体制など総合的に見て判断されます。

特別学級に入る流れは、就学相談などで本人や保護者の意思を尊重した上で、市区町村の就学支援委員会が総合的に判断し、最終的には就学先の教育委員会から決定の通知が出されるという流れです。

基準が満たされていて、本人や保護者が希望すれば、特別支援学級に入ることはできますが、普通学級とは指導内容や教育課程も異なるため、子どもにとってどれがより良く適切な環境であるのか考えることが大切です。


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まとめ

放課後こども教室は、放課後に障害の有無を問わず小学校の施設や児童厚生施設で子どもを預かってくれるサービスです。

特別支援学級は、小学校や中学校の中の学級の1つで少人数で障害の子どものニーズに合わせた指導を行なってくれます。

放課後等デイサービスと似ていますが、それぞれ目的は異なります。

どこの施設も子どもに合わせた指導や成長の補助を行いますが、子どもの特性に合っている環境はどこなのか、どのような指導がより良いのかなどの視点で確認した上で、選び利用することが大切です。

もし、どれがいいのかわからない場合は、1人で悩まずに発達支援センターなどに相談に行ってみてくださいね。

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