子供が嘘をつくようになるのには原因がある?
- 23 時間前
- 読了時間: 5分
「なんでそんなことを言うの?」
子どもの発言に戸惑った経験はありませんか。
小さなごまかしから、明らかに事実と違う話まで、繰り返されると不安になりますよね。
「性格の問題なのでは」「このままで大丈夫かな」と悩む保護者の方も少なくありません。
でも、子どもの“嘘”のように見える言動には、背景やきっかけがあることが多いです。
特に発達特性のある子どもでは、言葉でうまく説明できないこと、不安、衝動性、その場をやり過ごしたい気持ちなどが関係している場合もあります。
この記事では、子どもが嘘をつく背景と、周囲がどう関わればよいかをわかりやすく解説します。
もくじ
子どもの嘘は「成長の中で見られること」もある
まず前提として、子どもの嘘をすべて問題行動と考える必要はありません。
幼い子どもは、想像と現実の区別がまだ十分ではなく、思いついたことをそのまま話すことがあります。
特に小さい年齢では、空想と現実の境目があいまいなことがあり、これ自体は発達の過程で見られる自然な姿でもあります。
発達特性のある子どもでは、背景の見方が大切
発達特性のある子どもの場合、周囲からは“嘘”に見えても、必ずしも人をだます意図が強いとは限りません。
たとえば、とっさに答えてしまう、うまく説明できず話がずれる、その場に合わせて「そう」と言ってしまう、想像したことと実際の出来事が混ざる、といったことがあります。
こうした背景には、言葉で整理して説明する難しさ、衝動性、実行機能の弱さ、相手や場面を読み取る難しさなどが関係していることがあります。
ただし、これはすべての子どもに当てはまるわけではなく、一人ひとりで違います。

子どもが嘘をつく主な背景
叱られるのを避けたい
もっともよく見られるのは、「怒られたくない」「がっかりされたくない」という気持ちです。
失敗を隠したり、やっていないことを「やった」と言ったりするのは、子どもなりの自己防衛であることがあります。
強く叱られる経験が重なると、正直に話すことよりも、まずその場をしのぐことを優先しやすくなります。
うまく説明できない
何が起きたのかを順序立てて話すことが苦手だと、本人は説明しているつもりでも、結果的に事実とずれた話になることがあります。
特に実行機能や言語化に苦手さがある子どもでは、「嘘」というより、整理して伝える難しさが背景にあることも少なくありません。
注目を集めたい・自信のなさを補いたい
話を大きくしたり、すごい出来事を言ったりするのは、注目されたい気持ちや、自分をよく見せたい気持ちの表れであることがあります。
成功体験が少ないときや、自信が下がっているときほど、話を盛るような形で気持ちを保とうとする子もいます。
想像と現実が混ざっている
年齢が低い場合や、特性によって想像したことと実際の出来事が混ざりやすい場合には、本人に嘘をついている自覚がないこともあります。
大人から見ると事実と違っていても、まずは「なぜそう話したのか」を落ち着いて受け止めることが大切です。
避けたい関わり方
子どもが事実と違うことを言ったときに、「なんで嘘つくの!」「正直に言いなさい!」と強く責めると、子どもは「本当のことを言うともっと怒られる」と感じてしまうことがあります。
その結果、さらに隠す、ごまかす、話を合わせるという悪循環につながることがあります。
また、「嘘つき」と決めつける言い方は、子どもの自己イメージを傷つけやすいため避けたい対応です。

放課後等デイサービスで大切にしている関わり方
安心して話せる環境をつくる
まず大切なのは、「正直に話しても大丈夫」と感じられる関係づくりです。
否定から入らず、気持ちを受け止めながら話を聞くことで、子どもは少しずつ本音を出しやすくなります。
事実と気持ちを分けて整理する
嘘そのものを責めるよりも、「何があったのか」と「そのときどう感じたのか」を一緒に整理していくことが大切です。
事実だけでなく気持ちに目を向けることで、子ども自身が自分の行動を振り返りやすくなります。
小さな“正直に言えた”を積み重ねる
いきなり「もう二度と嘘をつかない」を目標にするのではなく、「少し言い直せた」「途中から本当のことを話せた」といった小さな一歩を認めることが大切です。
正直に話した経験が安心につながると、次の行動も変わりやすくなります。
これは、強い罰よりも、落ち着いた対応と一貫した関わりのほうが有効だという考え方にも合っています。
個別支援計画に基づいて支援する
放課後等デイサービスでは、子どもの発達や生活の状況、家庭環境などを踏まえて個別支援計画(放課後等デイサービス計画)を作成し、その子に合った支援を行います。
保護者の悩み相談や、家庭・学校・関係機関との連携も重視されています。
そのため、「嘘をやめさせる」ことだけを目標にするのではなく、背景にある不安や困りごとを一緒に見ていく支援が可能です。
まとめ
子どもが事実と違うことを言う背景には、叱られたくない気持ち、説明の難しさ、注目されたい気持ち、発達段階、発達特性など、さまざまな要因があります。
特に発達特性のある子どもでは、表面的に「嘘」と見える言動でも、だます意図だけでは説明できないことがあります。
だからこそ、大切なのは「嘘をついたこと」だけを責めるのではなく、「なぜそう言ったのか」を理解しようとすることです。
家庭だけで抱え込むのが難しいときは、放課後等デイサービスや主治医、心理職、学校などと連携しながら関わり方を考えることも大切です。
嘘を減らすことだけを急ぐのではなく、子どもが安心して話せる土台をつくっていくことが、長い目で見て大きな支えになります。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】






コメント