発達障害の診断が下りたら最初にすべき3つのこと
- Colorful Kids
- 5月30日
- 読了時間: 3分
「もしかしたら…」と思って、いざ発達検査を受けてみたものの、実際に「発達障害」の診断が下ったとき、頭が真っ白になったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、診断がついたからといって、お子さん自身が変わるわけではありません。
診断が下ったからこそできる、お子さんの生活をより良くすることは確実にあります。
そこで今回は、診断が出た後に"最初にやっておくべき"ことを3つに絞ってご紹介していきます。
もくじ
1.通っている園や学校の先生に相談する
まずは、診断結果を通っている園や学校の先生に共有しましょう。
共有することで、子どもの特性や支援の必要性について相談・話し合うことができます。
この相談・話し合いは非常に重要で、子どもがより良く過ごすには欠かせません。
教育現場と連携をしっかりすることで、子どもに合った支援計画や配慮がスムーズに進めることができます。
また、必要な医療機関や施設への連絡もおしえてもらえることがあるので、不安なことがあれば相談すると良いでしょう。
2.利用できるサービスを確認する
各地域には、発達障害者支援センターや福祉サービスが必ずあります。
子どもが利用できる、適したサービスがどんなものがあるのか確認しましょう。
地域によって、療育や相談支援など、さまざまなサービスがあるので、早めに情報収集を行って準備するのがおすすめです。
3.特性への理解を深める(ペアレント・トレーニング等)
診断された子どもの特性に対して、親が理解を深めることが大切です。
理解を深める上で、「ペアレント・トレーニング」等を活用してみてください。
ペアレント・トレーニングとは、子どもの特性による行動を客観的に理解したり、その対応の方法を学ぶことができます。
「どのように接したらいいのかわからない」「何が正解なの?」といった疑問も解消できるかもしれません。
対処方法を知っていれば、家族の関わり方もぐっとスムーズになりますよ。
こういった親が学ぶようなプログラムは、発達障害者支援センターや専門機関などで開かれているので、確認するようにしましょう。

まとめ
発達障害の診断がつくと、不安になったり戸惑ったりするのは自然なこと。
でも大事なのは、「これからどうしていくか」です。
まずは、園や学校の先生に相談して、子どもが安心して過ごせるような環境づくりを一緒に考えていきましょう。
次に、地域にどんなサポートやサービスがあるのか調べておくと、いざという時に心強いです。
そして、親としてできることのひとつが、子どもの特性を理解すること。
ペアレント・トレーニングなどを通して「わが子に合った関わり方」が見つかると、気持ちもグッとラクになります。
診断は「ゴールではなく、スタート」です。
子どもが「安心して、自分らしく」過ごせる毎日を作っていけるように、ひとつずつできることから始めていきましょうね。
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