親が子供の発達障害について学ぶ方法
- Colorful Kids
- 2024年12月5日
- 読了時間: 6分
更新日:2024年12月6日
発達障害ってよく聞くけれど、自分の子供が発達障害であったり、発達障害の疑いがあるとわかった場合どうすればいいのかわからないという親御さんも多いのではないでしょうか。
日々新しい課題にぶつかって不安になったり、途方に暮れてしまうこともあると思います。
そんな時に、子供の発達障害について学ぶ方法を知っていることで救われることもいくつかあるのではないでしょうか。
そこで、親が子供の発達障害について学ぶ方法を紹介していきます。
もくじ
・ペアレントトレーニングを受ける
・ピアサポートを活用する
・専門家や支援機関、支援者に相談する
・発達障害に特化したポータルサイトから情報を得る
・SNSを活用する
・勉強会やイベントに参加する
子供の発達障害を知ることの大切さ
発達障害だという現実を突きつけられても、どこに相談すればいいのか、どのようにサポートしてあげればいいのかわからないことだらけで1人で抱え込んでしまう方も少なくないでしょう。
まずは、発達障害について知れる・学べる場所を知るということが大切です。
「知らなかった」ことから「知っている」に変えていくことで、精神的な負担を軽くすることもできるのではないでしょうか。
子供の発達障害について学ぶ方法
ペアレントトレーニングを受ける
ペアレントトレーニングとは、発達障害やその疑いのある子供を育てている親を対象に行われている育児支援プログラムです。
各地域の自治体や医療機関、福祉施設などで実施されています。
ペアレントトレーニングでは、講義を聞くだけではなくロールプレイやグループワーク、ホームワークを通じて、親が子供の行動を理解したり、どのように対応したらいいのかスキルや知識を習得することができます。
子どもに対してどうやって褒めてあげたらいいのか、指示を出す時はどこに気をつけたらいいのか、環境の整え方や不適切な行動をした時どうしたらいいのかなど、日頃の悩みに対して具体的に教えてもらえるのでおすすめです。
ピアサポートを活用する
ピアサポートとは、同じような悩み、経験を持つ人同士が支え合い共感し合える活動です。
発達障害の子供を持つ親同士が、どのようなことで悩んでいる(悩んでいた)のか話し合ったり、周りには共感してもらえない苦しさや悩みを共感してもらえることでお互いに助け合ったり寄り合いあったりすることができます。
インターネットで検索したり、各自治体の地域活動支援センターなどでも探すことができるので、気になる方は一度相談してみてください。
同じ経験者だからこそ分かり合えるのがピアサポートの大きな魅力と言えるので、育児の中で孤独感や疎外感を感じてしまう方におすすめです。
専門家や支援機関、支援者に相談する
・発達障害者支援センター
発達障害のある人や、その家族を支援するための専門機関で、専門的な知識を持つスタッフが常駐しているので具体的なアドバイスを得ることができます。
例えば、発達検査の実施や支援計画の作成・助言、医療機関との連携など。
個別の状況に合わせて相談になってくれるでしょう。
・医療的ケア児支援センター
医療的にケアの必要な子供やその家族を総合的に支援するための専門機関です。
医療的ケアに関する専門知識について教えてくれたり、関係機関との連携の調整や支援計画を作成してくれたりします。
地域によっては、難病や小児慢性特定疾患児への支援も行なっているところもあります。
・学校の先生やスクールカウンセラー
子供の状態をよく知っている学校の先生やスクールカウンセラーに相談することで、適切な支援や対応方法を学ぶことができます。
相談するときは、具体的な状況や気になることを明確に相談するのがポイントです。
気になることだけでなく、子供の長所や好きなことも一緒に伝えることで包括的な支援に繋げることができるでしょう。

発達障害に特化したポータルサイトから情報を得る
最近では、発達障害に特化したポータルサイトというのがあります。
障害の種類別の基礎知識や利用可能な福祉サービス、教育や就労などの情報などがあるので、効率的に情報を収集可能です。
中には信頼性に欠けるものがあるので、公的機関や専門家の監修などが入っているサイトがおすすめです。
SNSを活用する
SNSはリアルタイムで同じ立場の親と繋がるにはとても有効的なツールです。
例えば、Xであれば、ハッシュタグをつけて投稿したり、関連のハッシュタグを確認することで最新の情報をキャッチすることができます。
ただ、中には誤った情報や誹謗中傷などもあるので情報の取捨選択にはよく注意しましょう。
勉強会やイベントに参加する
発達障害児に関する勉強会やイベントなどが各地域で行われていることがあり、最新の情報や専門知識を得るのにおすすめです。
書籍やインターネットだけではなかなか得ることのできない生の情報や最新のトレンドを知ることができます。
地域の障害者支援センターや療育施設、特別支援学校などで開催されていることが多く、広報誌やウェブサイトをチェックしてみてください。
子供の発達障害について学ぶときに気をつけるポイント
学ぶ中で得た情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
直接子供と接している先生や専門家の人のアドバイスなどは問題ありませんが、得た情報によっては子供の特性や程度によって大きく異なることがあります。
自分の子どもに合わせて適応するということがとても大切です。
情報収集するのは大切ですが、個人が発信しているものや信憑性に欠けるものもあるので、できるだけ専門家が監修していたり公的機関の情報を参考にすると良いでしょう。
また、ピアサポートなどの体験談はとても参考になるものも多いと思いますが、医療や教育に関する重要な決定を行う際には、必ず専門家の助言を踏まえた上で実践するようにしてください。

まとめ
子供の発達障害について学ぶ方法は、専門機関に相談するだけではなく他の親との交流などもあります。
しかし、得た情報全てを鵜呑みにするのではなく、自分の子供に合っているのかをしっかりと見定めて取り入れることが大切です。
急いで情報やスキルを身につけなくては!と焦らずに、子供の特性や成長ペースを尊重しながら新しい知識や方法を柔軟な姿勢で身につけていきましょう。
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