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親亡き後はどうなる?

  • 6月5日
  • 読了時間: 5分

発達障害のある子どもを育てていると、ふとした瞬間に将来への不安が頭をよぎることがあります。

特に多くの保護者様が深く心配されるのが、「自分たちがいなくなった後、この子はどう生きていくのだろう」という、いわゆる「親亡き後」の問題です。

今は家族が全力で支えられていても、親自身が高齢になったり、病気になったりしたときのことを考えると、不安になるのは当然のことです。

しかし、その不安を抱えながらも、具体的に何から考え、どこへ相談すればいいのか分からないという方も少なくありません。

今回は、発達障害のある子どもの「親亡き後」について考えられる選択肢や、子どものうちから準備できることについてお話しします。


もくじ


 





「親亡き後問題」とは

発達支援や障害福祉の分野では、この課題を「親亡き後問題」と呼び、国や自治体でもさまざまな対策が進められています。

これは、保護者様が亡くなったり、高齢化で介護ができなくなったりした後に、障害のあるお子様の生活、お金の管理、住まいをどう維持していくかという課題です。

発達障害の特性や程度によって、将来一人で自立して暮らせるのか、あるいは日常生活に何らかのサポートが必要なのかは、お子様一人ひとりで大きく異なります。

そのため、家庭ごとに適した選択肢を見つけていく必要があります。


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親だけで抱え込まず「地域全体で支える」仕組みへ

「親がいなくなったら、この子は孤立してしまうのではないか」と絶望的に捉えてしまう必要はありません。

現在の日本では、親が亡くなった後もお子様の生活を継続させるための、以下のような障害福祉サービスや社会制度が整いつつあります。

・専門スタッフのサポートを受けながら共同生活を送る「グループホーム」

・本人に代わってお金や契約の管理をサポートする「成年後見制度」

・親が先にお金を残す仕組みとしての「障害者扶養共済」や信託

・生活全般の相談やサービス調整を行う「相談支援事業所」

今は「親だけが命がけで支える時代」ではなく、「公的な制度を活用し、地域や社会の支援機関と一緒に支える時代」へと変わっています。






大切なのは「自立=すべてを一人でこなす」ではないこと

保護者様の中に「私が生きているうちに、何でも一人でできるようにならなければ」と焦ってしまう方が多くいらっしゃいます。

しかし、福祉の世界における「自立」とは、誰の助けも借りずに完璧に生きることではありません。

本当に大切な自立とは、「自分が困ったときに、周囲の大人や公的機関に正しく助けを求められること(ヘルプサインが出せること)」です。

また、必要な福祉サービスを拒否せずに利用できることも、立派な自立の能力です。

そのため、子どもの頃から家庭や学校、デイサービス以外の人(他人の支援者)と関わる経験を積み、「人を信頼して頼る力」を育てていくことこそが、最大の「親亡き後対策」になります。






子どものうちから今すぐできる3つの準備

親亡き後の話をすると遠い未来のことのように感じられますが、子どものうちからできる大切な準備があります。

1. スモールステップでの生活習慣づくり

着替え、片付け、最低限の衛生管理など、身の回りのことを少しずつ「自分でできる」または「手伝ってもらいながらやる」経験を積んでおきます。

2. 金銭感覚を少しずつ身につける

お小遣い帳をつける、買い物でお金を支払うなど、お金という概念に少しずつ触れさせておくことも将来の自立を助けます。

3. 「わが子トリセツ(サポートブック)」の作成

保護者様しか知らない「この子のこだわり」「パニック時の落ち着かせ方」「好きなこと・苦手なこと」をノートやデータに記録しておきます。

これは将来、親から次の支援者(グループホームのスタッフや相談支援専門員)へ、お子様のバトンをスムーズに渡すための最高の宝物になります。

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放課後等デイサービスが将来のためにできる役割

放課後等デイサービスは、単に放課後の時間を楽しく安全に過ごすだけの場所ではありません。

お子様のその先にある長い人生を見据え、社会の中で生きていくための「生きる力」の土台を育てる役割を担っています。

日常生活のスキル向上はもちろん、集団活動を通して「家庭以外のルール」を学んだり、親以外の大人(スタッフ)に自分の気持ちを伝える練習をしたりする場所でもあります。

個別支援計画に基づき、一人ひとりの強みを伸ばしながら、将来の地域生活への架け橋となる支援を大切にしています。






まとめ

お子様の将来について考えると、胸が締め付けられるような不安を覚えるのは、それだけ深い愛情を持って育てられている証拠です。

しかし、その未来の不安を今すべて一人で背負い込む必要はありません。

日常生活の小さなスキルを一つ増やすこと、人との関わりを楽しめるようになること、必要なときに「手伝って」と言えること。

その日々の小さな一歩のすべてが、親亡き後の安心な未来へとつながっています。

放課後等デイサービスはお子様の「今」に寄り添いながら、その先の未来を保護者様と一緒に支えていくパートナーです。

一人で抱え込まず、利用できる制度や周囲の専門職を味方につけながら、お子様らしい未来への準備を少しずつ始めていきましょう。





大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】

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