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発達障害×ゲーム依存:止めるのではなく“ルール”を育てる方法

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

発達障害のあるお子さんにとって、ゲームはストレス発散や自己肯定感を得られる大切な時間になることがあります。

しかし、気づけば何時間も没頭し、生活リズムや学習に影響が出てしまうことも…。

ここで大切なのは、「ゲーム=悪」ではなく、「使い方を工夫すること」です。

今回は、やめるのではなくルールを育てる方法をわかりやすく紹介していきます。


もくじ



 






なぜゲームにハマりやすいのか?

・過集中の特性:好きなことにのめり込みやすい

・達成感のわかりやすさ:ゲーム内で成果が見えやすく、承認欲求が満たされる

・現実よりもルールが明確:曖昧さが少なく安心できる環境

こうした理由から、ゲームは発達障害のある人にとって心地よい活動になりやすいのです。






「禁止」より「ルール育成」が有効な理由

突然禁止すると、反発やストレスが強くなり、家庭内トラブルや自己否定感につながることがあります。

それよりも、自分で時間や条件をコントロールする力を育てた方が、長期的に生活のバランスが取りやすくなります。


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ルール作りのポイント

1. 一緒にルールを決める

ルールは「守らせる」より「自分で守る」ほうが継続します。

本人が話し合いに参加することで、「自分で決めたことだから守る」という意識が生まれやすくなります。

小学生なら絵やカードを使ってルールを可視化、中高生ならスマホメモやホワイトボードもおすすめです。


2. 数値で明確にする

 「短時間だけ」や「ほどほどに」では曖昧すぎて、発達障害の特性を持つ子には理解しづらい場合があります。

「平日は1日30分まで」「休日は午前と午後に1回ずつ」など、時間や回数を数字で示すと混乱を防げます。

キッチンタイマーやアラームをセットすると、感覚でなく客観的に時間を把握できます。


3. できたらしっかり褒める

 ルールを守れた時は、その行動を具体的に褒めましょう。

「時間を守れたね」「自分からやめられたね」など、何が良かったかを言葉にすると、次も同じ行動を取りやすくなります。

この“成功体験の積み重ね”が自己管理能力を高めます。


4.失敗しても責めない

 予定より長く遊んでしまったら、感情的に叱るのではなく「どうすれば次は守れるか」を一緒に考えます。

失敗を罰ではなく、改善のきっかけに変えることで、自己否定感を減らし、挑戦意欲を保てます。

「タイマーの音が小さかった?」「やめる前にあと1回やりたくなった?」など、具体的な原因分析が効果的です。






実践例

・宿題や家事を終わらせたら30分ゲームOK

・休日は午前中に1時間、午後に1時間まで

・ゲーム後は必ずクールダウンの時間を取る(お風呂、読書など)


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まとめ

ゲームは発達障害のあるお子さんにとって、喜びや自信をくれる大切なツールです。

大事なのは「やめさせる」ことではなく、「使いこなせる力」育てること。

ゲームとの付き合い方をマスターすれば、自己管理や生活スキルも自然と身についていきます。

今日から「禁止」ではなく「一緒にルール作り」始めてみませんか?

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