ゲームやスマホは子供の発達に悪い影響がある?
- Colorful Kids

- 10月28日
- 読了時間: 3分
「ゲームばかりして大丈夫かな」
「スマホを持たせたけど、使い方が心配」
そんなふうに感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
特に発達障害のあるお子さんは、興味のあることに集中しやすかったり、切り替えが難しかったりするため、ゲームやスマホとの付き合い方に悩む方が少なくありません。
今回は、ゲームやスマホが発達に与える影響を“悪い面”と“良い面”の両方から見ていきましょう。
もくじ
ゲームやスマホの「悪い影響」
睡眠や生活リズムの乱れ
ゲームや動画を長時間続けると、寝る時間が遅くなったり、朝起きにくくなったりします。
特に夜のブルーライトは脳を刺激し、眠気を感じにくくするため、睡眠の質が下がることもあります。
発達障害のお子さんは睡眠リズムが乱れやすい傾向があるため、時間を決めて使うことが大切です。
感情のコントロールが難しくなることも
ゲーム中に思い通りにいかないと、イライラしたり、興奮してしまうことがあります。
一度気持ちが高ぶると切り替えに時間がかかるお子さんも多く、家庭内のトラブルにつながることも。
「負けても大丈夫」「次はどうすればいいかな?」と声をかけながら、感情の整理をサポートしてあげましょう。
人との関わりが減る
スマホやゲームに夢中になると、家族との会話が減ったり、外遊びの機会が少なくなったりします。特に社会性を育てる大切な時期には、人とのやり取りを通して学ぶ経験が欠かせません。デジタル時間が長いと感じたら、「一緒に外へ出る時間」も意識して作ってあげると◎です。

実は「良い影響」もある
得意を伸ばすきっかけになる
ゲームやスマホは「集中力」や「観察力」を活かせる場でもあります。
好きなゲームを通して、情報整理や判断力、問題解決の力を伸ばすお子さんも多いです。
「やりすぎて困る」ではなく、「どんな力が育っているか」にも目を向けてみましょう。
安心できる世界を持てる
外の世界でストレスを感じやすいお子さんにとって、ゲームの世界は“安心できる居場所”になることもあります。好きなキャラクターや空間の中でリラックスできる時間があると、気持ちを落ち着ける助けにもなります。
ただし、依存しないように「終わりの時間」を一緒に決めておくことが大切です。
学びやコミュニケーションの練習にも
教育アプリや知育ゲーム、動画をうまく取り入れれば、興味の幅を広げるきっかけになります。また、オンラインで他の人と協力したり、会話しながら進めるゲームは、コミュニケーションの練習にもつながります。
「やってはいけない」ではなく、「どう使うか」を工夫する視点が大切です。

上手に付き合うためのコツ
一緒にルールを決める
「1日○分」「終わったらタイマーが鳴る」など、親子でルールを話し合って決めましょう。自分で決めたルールのほうが守りやすく、納得感も生まれます。
また、できたときにはしっかり褒めてあげると、成功体験につながります。
使ったあとはリアルな体験を
ゲームをしたあとに、散歩やお手伝いなど“現実の体験”をセットにするのもおすすめ。
「バーチャル」と「リアル」のバランスをとることで、心と体の発達がより安定します。
まとめ
ゲームやスマホは、使い方次第で「発達を妨げるもの」にも「成長を支える道具」にもなります。お子さんの特性に合わせてルールを工夫し、親子で一緒に使い方を考えていくことが大切です。
「ダメ!」と禁止するよりも、「どうしたらうまく付き合えるか」を話し合いながら、安心できる環境を整えていきましょう。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】



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