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【事前に準備】発達障害を持つ人が社会生活で困る可能性のあること

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 1月29日
  • 読了時間: 5分

発達障害を持つ人が社会生活を始めるとなると、困る可能性のあることがいくつかあります。準備せずに困りごとを抱えてしまうと、どうして良いのかわからなくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、事前に準備をすることで困る可能性が減ることもあるんです。

そこで、事前に準備するためにも発達障害を持つ人が社会生活で困る可能性のあることについて紹介していきます。



もくじ



 





社会生活で困る可能性のあること【日常生活】

■時間・スケジュール管理

スケジュールややるべきことを管理することが苦手なので、社会生活で困る可能性があります。

例えば、人との待ち合わせ時間を忘れたり遅れてしまったり、スケジュール管理が苦手なことでダブルブッキングしてしまうなどです。



持ち物の管理

忘れ物が多かったり、物をよく無くしてしまうなどで困る可能性があります。

特に、出かけるときに忘れたというだけでなく移動中の電車の網棚や座席などに忘れやすいです。



■疲れやすい

感覚過敏を持っている人は、日常生活を送っている中で一般の人よりも疲れやすいです。

特定の音に対して過剰に反応してしまったり、イライラしてしまうので、疲れやすいことで困る可能性があります。



コミュニケーション

相手の表情と感情を結びつけて読み取ることが苦手やわからないということが多いので、コミュニケーションで困る可能性があります。

言葉を言葉のまま受け取ってしまったり、曖昧な表現に対して理解することも苦手なので、「空気が読めない」と言われがちです。


児童発達支援、放課後等デイサービス、カラフルキッズ、大阪市、北区中津、西淀川区姫島





社会生活で困る可能性のあること【仕事】

■報連相

会社では、報告・連絡・相談の「報連相」がとても大切です。

ただ、発達障害を持つ人は、報連相ってなにをしたら良いのかわからない、タイミングがよくわからないと悩まれる方が多く、苦手意識を持つ人もいるほどです。

報連相がうまくできないことで、困る可能性があります。



■体調管理

感覚過敏によるストレスや、慣れない環境に合わせるために我慢したり、発達障害の特性によっては多動性によって行動量が多いことで疲れやすいです。

エネルギーの消費量が多いことで、体調管理が苦手な人が多く休みがちになってしまうことがあります。



急な変更があるとパニックになってしまう

仕事をする中で、急な変更があることがよくあります。

予定していない変更があるたびにパニックになってしまうことで困る可能性があります。



やらなければいけない仕事がわからない

複数仕事がある場合、やらなければいけない仕事がわからないなど困る可能性があります。

マルチタスクが苦手なことから複数の仕事を抱えてしまうと混乱してしまったり、曖昧な表現で仕事を任されてしまうとわからないなどが多いです。



ミスが多発する

注意が散漫してしまったり、確認ができなかったり、作業に飽きてしまうことで、小さなミスが多発してしまうことがあります。

ミスを多発することで、上司から怒られたり、ミスを恐れるがあまり動けないなんてことも起きてしまうんです。


報連相、コミュニケーション、児童発達支援、放課後等デイサービス、カラフルキッズ、大阪市、北区中津、西淀川区姫島





事前に準備する

<日常生活>

時間・スケジュール管理

手帳で管理したり、最近ではスマホなどのアプリでスケジュール管理するのがおすすめです。

予定を簡易的に書くのではなく、時間や場所を目的別に全ての情報を書き込むようにしましょう。


■持ち物管理

持ち物を管理する上で、物の置き場所を決めたり、持っていくものをセットにしておく、移動中では持ち方を決めておくなど試してみてください。

持っておくのを忘れることが減るだけでなく、なくすことも少なくなるでしょう。

また、出かける時に必ず必要な「財布・携帯・定期券」などはセットにしておくと確認するのもわかりやすいのでおすすめです。


■感覚過敏

感覚過敏な場合は、刺激に感じる物を避けるようにしましょう。

音などの聴覚過敏で避けるのが難しい場合には、イヤーマフや耳栓などのアイテムを利用するのがおすすめです。


■コミュニケーション

人によってどのようなコミュニケーションが苦手なのかは違います。

この悩みにはこれ!といった解決策が必ずあるわけではありませんが、同じ趣味や悩みを持っている仲間と過ごすことが治療的な効果があると言われているので、おすすめです。



 <仕 事>

■メモをとる

報連相を行う際や優先順位を決めておく際に、メモをとるということが大切になります。

急にメモを取ろうとしても、慣れていないことからメモをとることを忘れてしまうことがよくあるため、事前にメモをとれるように準備しておきましょう。


■体調管理

自分の体調がよくわからない、感覚が掴みにくいという人は、気づいた身体症状をサインとして捉えて、休息を取るなどルールを決めておきましょう。

疲れやすい分、休息をしっかり取れるように気をつけるのがポイントです。


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まとめ

発達障害を持つ人が社会生活で困る可能性のあることを日常生活と仕事に分けて紹介していきました。

発達障害の特性によって異なりますが、スケジュールや仕事、体調面などの「管理」が苦手なことが多いです。

管理で困らないように予定を手帳に書き込む、優先順位をメモする、決めた身体症状が出たら休息するなど、事前に準備することで、回避できることも多くあります。

事前に準備を行なって、少しでも社会生活で困る可能性を減らしていきましょう。

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