発達障害の子供が兄弟喧嘩した時の対応
- Colorful Kids

- 10月30日
- 読了時間: 3分
「またケンカしてる!」
そんな光景、子育て中の家庭ではよくありますよね。
ただ、発達障害のあるお子さんが兄弟とケンカしたときには、少し注意が必要です。
感情のコントロールが難しかったり、相手の気持ちを理解するのが苦手だったりと、背景には特性が関係している場合もあります。
今回は、発達障害の子どもが兄弟喧嘩をした時に、親がどんな対応をすればいいのかを分かりやすく解説します。
もくじ
まずは「どちらの味方もしない」ことが大切
兄弟喧嘩の時、つい「〇〇ちゃんが悪いでしょ!」と注意したくなりますよね。
でも、発達障害のある子にとっては、叱られることでパニックになったり、自己否定感が強まることも。ポイントは、「どちらの味方もしないで、冷静に状況を見る」こと。
「どうしたの?」「どんな気持ちだったの?」と、両方の話を落ち着いて聞いてあげましょう。感情を整理する練習にもなりますし、「自分の気持ちを言葉で伝える」トレーニングにもつながります。
気持ちを代弁してあげる
発達障害のある子は、「悔しい」「悲しい」「怒っている」など、自分の感情をうまく表現できないことがあります。
そんな時は、親が代わりに言葉にしてあげるのがコツ。
たとえば、
「〇〇くんはおもちゃを取られて悲しかったんだね」
「△△ちゃんは、遊びたかったのに邪魔されたって思ったんだね」
といったように、“気持ちを言葉で整理する”サポートをしてあげましょう。
感情を認められることで、落ち着きを取り戻しやすくなります。

ケンカの後に「どうすればよかったか」を一緒に考える
ケンカが落ち着いたあとに、改めて「次はどうすればよかったかな?」と振り返る時間をつくりましょう。
「順番を決めよう」「貸してって言おう」など、具体的な対応を一緒に考えることで、次のトラブルを防げます。
ここで大事なのは、「説教」ではなく「対話」。
責めるよりも、“学びの時間”に変えることがポイントです。
環境を整えるのも忘れずに
発達障害のある子は、刺激に敏感だったり、空間の変化に弱かったりします。
おもちゃのルールを明確にしたり、兄弟で使うものを分けたりするのも、ケンカを減らすコツです。
「〇〇はお兄ちゃんの」「△△は妹の」「これは一緒に使うもの」といったルールを可視化すると、トラブルを事前に防げますよ。

まとめ
兄弟喧嘩は成長の一部。だけど、発達障害のある子にとっては、感情の爆発や誤解が起きやすい場面でもあります。
大切なのは、「叱る」よりも「理解する」こと。
気持ちを代弁してあげたり、冷静に状況を整理してあげることで、子ども自身が感情をコントロールする力を少しずつ身につけていけます。
焦らず、少しずつ。兄弟喧嘩の中にも成長のチャンスはたくさんありますよ。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】



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