算数だけ極端に苦手な場合に考えられること
- 1 日前
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「国語や理科はできるのに、なぜか算数だけ全然わからない…」
そんなお子さん、実は珍しくありません。
単なる「苦手」ではなく、脳の特性や認知のクセが関係していることもあります。
今回は、算数だけが極端に苦手な場合に考えられる理由と、関わり方のヒントをわかりやすく解説します。
もくじ
算数だけ苦手なのはよくあること
学習の得意・不得意には個人差があります。
その中でも「算数だけ極端に苦手」というケースは、発達特性の一つ、あるいは学習障害(LD/SLD)の中の計算障害(ディスカリキュリア)という可能性もあります。
たとえば、
・文章は読める
・暗記もできる
・でも計算や図形になると混乱する
このような場合、「努力不足」ではなく、脳の処理の仕方の違いが関係している可能性があります。

考えられる主な理由
① 数のイメージがつかみにくい
数は目に見えない概念です。
そのため、数の大小や量の感覚をイメージするのが苦手な子は、計算の意味そのものがわかりにくくなります。
特に
・繰り上がり、繰り下がり
・分数や小数
などはつまずきやすいポイントです。
② ワーキングメモリの弱さ
計算は「途中の数字を覚えながら進める」作業です。
そのため、ワーキングメモリ(作業記憶)が弱いと、途中で数字がわからなくなりやすくなります。
たとえば、「12 + 9」をするときに”1”を繰り上げたことを忘れてしまい、「11」と答えてしまうといったケースです。
③ 空間認知の苦手さ
形やグラフ、位取りなどは空間認知の力を使います。
この力が弱いと
・位がずれる
・図形が理解できない
・筆算がずれる
などが起きやすくなります。
④ 言葉の理解と算数が結びつかない
文章題が苦手な子は、問題の意味を正しく理解できていないことがあります。
「全部で」「残りは」などの言葉と計算方法がつながりにくい状態です。
よくある誤解
算数が苦手だと「ちゃんと勉強していない」「やる気がない」と思われがちです。
でも実際は、努力しても理解しにくい脳の特性であることも多いのです。
責められることで、自己肯定感が下がり、さらに苦手意識が強くなることもあります。

支援・関わり方のヒント
視覚的に見える形にする
・ブロックやおはじきを使う
・図や絵で説明する
など、数を「見える化」することで理解しやすくなります。
子どもによって、具体物(おはじき等)から半具体物(図やドット)へ段階的に見える形にするのが良いでしょう。
手順をシンプルに分ける
一度に多くのことをやらせるのではなく
「1ステップずつ」進めることで混乱を防げます。
できている部分をしっかり認める
「ここまではできてるね!」
と部分的な成功を認めることで、やる気や自信につながります。
得意分野を伸ばす
算数が苦手でも、
・文章理解が得意
・記憶が得意
など他の強みを活かすことで、学習全体のバランスが整います。
まとめ
算数だけ極端に苦手な場合、単なる苦手ではなく、発達特性や認知の違いが関係していることがあります。
大切なのは「できない理由を知ること」。
そして「その子に合ったやり方を見つけること」です。
算数のつまずきは、関わり方を工夫することでぐっと楽になります。
その子のペースに寄り添いながら、安心して学べる環境を整えていきましょう。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】





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