ADHDの衝動性はどうして止められない?その仕組み
- 4 日前
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「思ったらすぐ言ってしまう」
「やらないといけないと分かっているのに別のことをしてしまう」
ADHDの人に見られる“衝動性”は、周囲からは「我慢が足りない」「気合いでなんとかなる」と思われがちです。
しかし実際は、本人の性格や努力不足ではなく、脳の働きに関係する“仕組み”があります。
今回は、ADHDの衝動性がどうして止められないのか、その背景をわかりやすく解説します。
もくじ
ADHDの衝動性とは何か
● 衝動性の主な特徴
ADHDの衝動性とは、「考える前に行動してしまう」「感情や欲求をそのまま出してしまう」といった特徴を指します。
具体的には、
・順番を待てない
・思いついたことをすぐ口に出す
・衝動買いや突発的な行動をしやすい
などが見られます。
これは「わかっているのにできない」という状態であり、本人も困っていることが多いのが特徴です。

なぜ衝動性は止められないのか
①ブレーキの役割をする脳の働きが弱い
人の脳には、行動をコントロールする「ブレーキ機能」があります。
これは主に前頭前野と呼ばれる部分が担っています。
ADHDの人は、このブレーキの働きが弱いため
「やってはいけない」と分かっていても、行動を止めるのが難しくなります。
つまり衝動性は、意志の弱さではなく“ブレーキの効きにくさ”が原因です。
②ドーパミンの調整がうまくいきにくい
脳内の神経伝達物質であるドーパミンは、「やる気」「快感」「報酬」に関わっています。
ADHDではこのドーパミンが不足気味、あるいは受け取りにくかったり不安定なため、
・刺激の強いことを求めやすい
・目の前の楽しいことを優先しやすい
といった傾向が強くなります。
その結果、「あとで困ると分かっていても今の行動を優先する」状態になりやすいのです。
③ワーキングメモリの弱さ
ワーキングメモリとは、「一時的に情報を覚えておきながら行動する力」です。
ADHDの人はこの力が弱い傾向があり、「今はやってはいけない」「順番を待つ必要がある」といった情報を保つことが難しくなります。
そのため、瞬間的な思いつきが優先されやすくなります。
衝動性をゼロにすることはできるのか
結論からいうと、衝動性を完全にゼロにすることは難しいです。
ただし、「コントロールしやすくすること」は可能です。
例えば
・環境を整える(刺激を減らす)
・ルールを見える化する
・事前に行動の流れを決めておく
などの工夫で、衝動的な行動は減らすことができます。
また、周囲の理解や関わり方も大きく影響します。

周囲ができる関わり方のポイント
①事前ルール(事前予告)や予防を意識する
起きてから注意するよりも、起きる前に防ぐ方が効果的です。
事前にルールを確認したり、選択肢を提示することで衝動的な行動を減らせます。
②短く・具体的に伝える
長い説明は理解が追いつきにくいため、
「今は座って待つ」「順番が来たら呼ぶね」など、シンプルに伝えることが大切です。
③できたことをしっかり認める
衝動を抑えられた瞬間は、本人にとってとても努力している場面です。
小さな成功でもしっかり認めることで、自己コントロールの力は伸びていきます。
まとめ
ADHDの衝動性は、性格や甘えではなく、脳の働きによる特性です。
「止められない」のには理由があり、本人も困っていることが少なくありません。
仕組みを理解することで、「どうしてできないの?」から「どうすればできるようになるか」へ視点を変えることができます。
衝動性はゼロにはならなくても、環境や関わり方でコントロールしやすくすることは可能です。
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】






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