勝ち負けに執着がある子が負けても楽しめる子になるには
- 20 時間前
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「ゲームで負けると激しく大泣きしてしまう」
「鬼ごっこで負けそうになると、勝手にルールを変えたり途中で怒ってやめてしまう」
「勝っているときはご機嫌なのに、負けた瞬間パニックになる」
発達障害のあるお子様を持つ保護者様から、こうした「勝ち負けへの強い執着」についてのご相談はとても多く寄せられます。
毎回感情が大きく崩れてしまうと、周りのお友達と楽しく遊べなくなってしまうのではないかと心配になりますよね。
実は、子どもが勝ち負けに異常なほどこだわる背景には、本人なりの切実な理由が存在します。
今回は、負けることを受け入れにくい背景と、「負けても楽しかった!」と思えるようになるための具体的な関わり方をご紹介します!
もくじ
「勝ち負け」に強くこだわってしまう本当の理由
単に「負けず嫌い」「わがまま」という理由で怒っているわけではありません。
●「負ける=自分という存在すべてが否定された、ダメな人間だ」と極端に受け止めてしまう
●一度高ぶった悔しい感情を、頭の中でうまくリセット(切り替え)する機能がまだ育っていない
●相手の表情を見て「楽しむ」ことよりも、「勝つという結果」だけに意識が集中してしまう
このように、勝ち負けにこだわる子は「負けることへの恐怖心」や「強い不安」を抱えているケースが多いのです。

「勝ったこと」よりも「プロセスの頑張り」を褒める
勝ち負けにこだわる子に対しては、大人が褒める「基準」を変えてあげることがとても効果的です。
「勝ってすごいね!」という結果ばかりを褒めていると、子どもは「勝たないと自分には価値がないんだ」と思い込んでしまいます。
・「最後まであきらめずにルールを守って参加できたね!」
・「負けて悔しかったのに、グッと我慢してお友達に『おめでとう』が言えたね!」
・「最後まで一緒にゲームができて、ママ(パパ)とっても楽しかったよ!」
このように「結果」ではなく「努力・姿勢・一緒に楽しめたこと」を言葉にして褒めてあげましょう。
安心できる環境で「負ける練習」を積み重ねる
負けることに慣れていない子に、言葉だけで「負けてもいいんだよ」と伝えてもなかなか響きません。
まずは家庭や1対1の落ち着いた環境で、大人が寄り添いながら「負けても安心な体験」を少しずつ重ねていきましょう。
「悔しかったね。でも次は勝てるかもしれないから、また挑戦してみよう!」と悔しい気持ちを一度しっかり受け止めてあげることで、「負けても世界が終わるわけじゃない」という感覚を覚えていきます。

放課後等デイサービスで取り組んでいること
放課後等デイサービスでは、日々の遊びや集団プログラムを通じて、勝ち負けだけではない「人と関わる楽しさ」を感じられるような工夫を行っています。
1. チーム戦や「全員で一つの目標を目指す」協力ゲーム
個人戦ではなくチームで協力するゲームを取り入れることで、「勝つこと」以外の達成感や連帯感を味わえるようにしています。
2. ソーシャルスキルトレーニング(SST)での実践練習
「負けたときはなんて言えばいい?」「悔しいときはどうやって気持ちを落ち着かせる?」といった具体的な場面を、ロールプレイを通して楽しく練習しています。

まとめ
勝ち負けへのこだわりは、1回や2回の声かけですぐに変わるものではありません。
悔しくて涙を流す日もあれば、少しだけ我慢できる日もあり、波を繰り返しながらゆっくりと成長していきます。
「負けても平気になりなさい!」と無理に求めるのではなく、「悔しかったね」と気持ちに寄り添いながら、遊びそのものを楽しめた体験を少しずつ増やしていきましょう。
発達のプロや療育の現場(放課後等デイサービスなど)でも、SSTや集団活動を通じて、お子様が安心してコミュニケーションを学べる環境を整えています。
焦らずにその子のペースを見守りながら、小さな「切り替えできた!」を一緒に喜んでいきましょうね!
大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】
