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発達支援、真剣に頑張ってるのに「ふざけてる」と思われる子供

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 4月18日
  • 読了時間: 3分

子育てをしている中で「この子、ふざけてるのかな?」と思われる場面に出会ったことありませんか?

実は、本人は真剣に頑張っていることも少なくないんです。

大人の目から見るとふざけているようなことも、子どもにとっては精一杯”全力”で頑張っている行動だったりします。

今回は、「ふざけている」と誤解されがちな子どもたちの姿について紹介します。

どんな行動が誤解されやすいのか。

どんな背景や環境が関係しているのか。

そして、それが子どもにとってどんな影響を与えているのか。

一緒に読み解いていきましょう。


もくじ



 



ふざけて見られる行動

一見ふざけているように見える行動は、以下のようなものがあります。

・キョロキョロしている

・ふざけた口調で返事をする

・じっとしていなければいけない時に動き回る

・わざといけないことをやってしまう

・ルールを守れず台無しにしてしまう

・テンションが上がると問題行動を起こす

今挙げた行動はあくまで一部です。

子どもによって挙げた以外のさまざまな行動を行うときがあります。






実は真剣に頑張っている姿

ふざけていると思われる行動の中には、実は真剣に頑張っているなんてこともあるんです。

なぜ、ふざけているように見える行動をしてしまうのかというと、発達障害の特性からくるものがあります。

例えば、ADHDの特性を確認してみましょう。

・何か思いつくとすぐ行動してしまう(衝動性)

・じっとしているのが苦手で動き回る(多動性)

・集中力がすぐ切れてしまう(注意の偏り)

いつもは特性を抑えられていても、緊張状態が続いたり、ストレスや不安が大きくなると特性が現れやすくなります。

本人なりに頑張った結果、その子が持っている特性が強く現れてしまい、ふざけているように見えてしまうのです。






誤解が生む影響

本人が真剣に頑張っているのに、「ふざけている」と受け取られてしまうと子どもはどう思うでしょうか。

「ふざけないで」と怒られたり責められることで、「またやってしまった」「自分はダメなんだ」と自己肯定感が下がってしまいます。

また、どれだけ頑張っても「どうせわかってもらえない」という気持ちになってしまい、努力することを諦めてしまうことも。

サポートされることが嫌になって拒否したり、無気力になってしまったりと、子どもにとって苦しい結果につながります。

誤解しないためにも、一見ふざけて見える行動を見かけたら、すぐに注意するのではなくどうしてそんな行動を取ったのか、その背景に目を向けてみることも大切です。


発達支援、発達障害、理解、誤解、自己肯定感





まとめ

一見「ふざけている」と見られる行動は、真剣に頑張っているからこその行動で、実は「うまく伝わっていないだけ」なのかもしれません。

すぐに注意するのではなく、その子の見えている世界や感じ方を少し知るだけで、見え方が変わってくることがあります。

誤解を少しでも減らすことが、子どもにとって安心できる環境づくりの第一歩になるでしょう。

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