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発達障害の二次障害が心配なときにできる対策

  • 執筆者の写真: Colorful Kids
    Colorful Kids
  • 11月28日
  • 読了時間: 3分

発達障害のある子どもは、特性に起因するストレスを抱えやすく、その積み重ねが“二次障害”につながることがあります。

ただ、早めに気づき、家庭や学校でサポートを整えていくことでリスクは大きく減らせます。

今回は「二次障害ってそもそも何?」「どんな対策ができるの?」という部分をわかりやすくまとめました。


もくじ


 





二次障害とは?

発達障害そのものが原因ではなく、周囲の環境や経験したストレスの積み重ねによって後からあらわれる心の不調のことです。

代表的なものは、うつ症状・不安・不登校・自己肯定感の低下など。

発達障害の特性と、周りの理解不足や過剰な失敗体験が組み合わさることで起きるため、環境を整えることがとても大切になります。


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二次障害を防ぐために大切な視点

子どもの「困っているサイン」を早めにキャッチする

二次障害は、いきなり大きな症状として現れるわけではありません。

日常の小さな変化が続くことから始まります。

よくあるサイン

・学校を嫌がる日が増える

・すぐに落ち込む・イライラする

・「どうせ無理」と挑戦しなくなる

・食欲や睡眠の乱れ

・表情が暗くなる、ぼーっとしている時間が多い

小さく見える変化ほど、早めの気づきが大切です。






家庭でできる二次障害の予防策

できたことを“具体的に”ほめる

子どもは「自分にはできる」と実感できないと、自己肯定感が下がりやすくなります。 

具体的に伝える例

・「昨日より集中して座れてたね」

・「準備を自分から始めたの、すごく助かったよ」

・「ゆっくりだけど最後までやれたね」

小さな成功体験を積むことで、「自分はできる」という感覚が育ちます。


負担を減らす“環境調整(カームダウン)”をしてあげる

特性に合わない環境は、ストレスの原因になりがちです。

すぐできる工夫

・宿題は10〜15分ごとに区切る

・机を静かなスペースに変える

・朝の支度はチェック表で見える化

・忘れ物は“定位置”を作って予防

環境を整えることで、失敗体験が減り、心の負担が和らぎます。


子どもの気持ちを“受け止める場所”を作る

家庭が安心できる場所だと、ストレスは自然と軽くなります。

大事なポイント

・否定せずまず話を聞く

・「なんでできないの?」より「どうしたい?」

・子どものペースを優先する

気持ちを受け止めてもらえる経験は、心の安定につながります。


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学校や支援機関と連携する

先生と「こまめに」「具体的に」情報共有する

家庭と学校で対応がバラバラだと、子どもは混乱しやすくなります。

共有したい情報

・最近の様子や困りごと

・家庭での変化

・苦手、得意な場面

・効果のあったサポート

同じ方向を向いて支援することで、子どもが感じるストレスは大きく減ります。


専門家のサポートも早めに検討する

相談するべきタイミング

・朝起きられないなど生活リズムの崩れが長く続く

・不安が強く、活動が難しくなる

・自己否定の言葉が増える

・家庭だけでの対応が難しいと感じる

専門家に早くつながるほど、適切な支援につながりやすくなります。






まとめ

二次障害は「発達障害だから必ず起きるもの」ではありません。

小さなサインを見逃さず、

・できたことを具体的にほめる

・環境を整えて負担を減らす

・気持ちを受け止める

・学校、専門家と連携する

これらの積み重ねで、子どもの心をしっかり守ることができます。

周りの大人が安心できる環境をつくることで、子どもは、自分らしく伸びていけます。



大阪市 北区/西淀川区 【英語療育・運動あそび】

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