物を壊す、他の子への暴力などで強制退所になった場合はどうすればいい?
- Colorful Kids
- 3月24日
- 読了時間: 4分
発達障害の特性で、衝動的に感情のコントロールができずに物を壊してしまったり、暴力を振るってしまったりしてしまうことがあります。
家庭内だけではなく、放課後等デイサービスなど施設内でも物を壊したり、他の子への暴力をしてしまうことがあり、問題行為が繰り返されると場合、強制退所になってしまうことも。
破壊行為や暴力行為が原因で強制退所になってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
そこで今回の記事では、強制退所になった場合にどうすればいいのか紹介していきます。
もくじ
強制退所になったら次の施設を探す
物を壊す、他の子への暴力などで強制退所になった場合はどうすればいい?
物を壊したり、他の子への暴力などを行なった場合、多くの放課後等デイサービスなどの施設から注意されます。
何度か注意されても改善されなかったり、他の子への安全が確保できないと判断されることで強制退所になります。
強制退所になったからといって、即日退所しなければならないわけではないことが多いです。
施設にもよりますが、多くの場合には次の施設を探す期間を設けてくれます。
その期間内に次の施設を探すようにしましょう。
探すときに、ポイントとして押さえておきたいのは、暴力行為などの分野が得意な施設です。
施設にもそれぞれ得意不得意があるので、破壊行為や暴力行為などに対して1体1で向き合ってくれたり、寄り添ってくれる施設があります。
市区町村の窓口や相談支援事業所、療育センターで相談してみたり、インターネットの口コミを参考するのがおすすめです。

次の施設で断られる可能性は低い
今の施設で強制退所になったから、別の施設でも断られるのではないか、と不安になる方もいると思いますが、安心してください。
放課後等デイサービスなどの施設は、正当な理由がない限り利用を拒否することができません。
そのため、断られるケースは少ないんです。
正当な理由として、主に以下の3つが挙げられます。
・事業所の定員が超過してしまう
・入院するような治療が必要である
・障害児に対して、適当な児童発達支援を提供することが困難である
最後の理由の具体例として、「車イスが必要な児童に対してバリアフリーができていない」などがあります。
物を壊したり、他の子への暴力などは拒否理由には当てはまらないので、断られることは少ないでしょう。
ただし、必ず断られないというわけではなく、職員の人数や専門性の関係で、暴力行為に対応しきれない施設もあるので、注意が必要です。
物を壊す、他の子への暴力などは軽減できる可能性がある
物を壊したり、他の子への暴力は、対応の仕方や環境によって軽減できる可能性があります。
例えば、言葉を知らないから自分の気持ちを表現できないことが原因で暴力を振るう場合、その時の感情を表す言葉や対処法を教えてあげることで軽減できたりします。
なぜ破壊行動や暴力行動を行なってしまったのか、行動の原因を探って、どのように対応したらいいのかを教えてあげるなど、子どもにあった環境の中でサポートすることが大切です。
どうしても攻撃性をコントロールすることができない場合には、医師の相談の上で薬物療法を利用するのも1つの手段です。
暴力に対して「叩かないの!」と頭ごなしに否定せずに、どうしてそんな行動をしてしまったのかヒアリングして、言葉で表すことができたら「よく言葉にできたね」と褒めてあげましょう。

まとめ
物を壊す、他の子への暴力が原因で強制退所になった場合は、次の施設を探すようにしましょう。
探す時に、暴力行為などの分野が得意な施設かどうかをポイントに探してみてください。
どの施設でも正当な理由がない限り拒否することは、あまりありません。
ただ、暴力行為などの分野が得意な施設の場合、適切な対応を受けることができたり、暴力行為が軽減できる可能性があります。
家でも暴力に対して否定するのではなく、なぜそんな行動をしてしまったのかヒアリングして原因を探りましょう。
また、原因を言葉として表現できたら「よく言えたね」と褒めてから、対処法を教えてあげると軽減できる可能性があります。
施設を強制退所になったからと言って、落ち込まずに子どもに合う施設があるはずなので、諦めずに探しましょう。
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